【未経験者向け】電気工事士の仕事とは?第一種・第二種の違いからキャリアパスまで徹底解説
名古屋市を拠点に全国で電気工事や各種建築工事を手掛ける坂建設株式会社です。「電気工事士になりたいけれど、未経験でも大丈夫?」「第一種と第二種って何が違うの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。電気工事士は、私たちの生活に欠かせない電気インフラを支える、社会的にも非常に重要な国家資格職です。今回は、未経験の方でも分かりやすいよう、電気工事士の仕事内容から資格の違い、そして具体的なキャリアパスまで、現場のプロの視点から徹底的に解説します。

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電気工事士とは?国家資格が必要な専門職
電気工事士は、建物や施設の電気設備の設置・保守・点検を行う技術者です。電気工事士法に基づき、電気工事を行うには国家資格が必要とされており、資格を持たない人が電気工事を行うことは法律で禁止されています。これは、電気工事が命に関わる危険を伴う作業であり、高度な専門知識と技術が求められるためです。
電気工事士の主な仕事内容
電気工事士の仕事は、私たちの生活や経済活動に欠かせない電気を「安全に、確実に」供給するための基盤を作ることです。具体的には以下のような業務を担当します。
配線工事:建物内に電気を送るための配線を設置します。壁や天井裏、床下などに電線を通し、分電盤から各部屋へと電気を届けます。
照明器具の設置:天井照明、ダウンライト、スポット照明などの設置や交換を行います。
コンセント・スイッチの設置:壁に埋め込むコンセントやスイッチの取り付け・交換を行います。
分電盤の設置・点検:建物全体の電気を制御する分電盤の設置や、ブレーカーの点検・交換を行います。
エアコン・給湯器の電気工事:エアコンや電気給湯器など、大型電気機器の専用回路の設置を行います。
太陽光発電設備の設置:近年需要が高まっている太陽光パネルの設置や配線工事も担当します。
これらの仕事は、新築工事だけでなく、リフォームやメンテナンス、修繕など多岐にわたります。
なぜ国家資格が必要なのか?
電気工事士法では、一般用電気工作物(一般家庭や小規模店舗など)や事業用電気工作物(工場やビルなど)の電気工事を行うには、電気工事士の資格が必須と定められています。
電気工事士法第3条では、「電気工事士でなければ、一般用電気工作物に係る電気工事の作業に従事してはならない」と明記されています。これにより、電気工事士は独占業務を持つ国家資格として、その地位と専門性が法的に保護されています。
資格が必要とされる理由は、電気工事の不備が火災や感電事故といった重大な事故につながるリスクがあるためです。国家資格による品質保証は、社会の安全を守る重要な仕組みなのです。
活躍できる現場の幅広さ
電気工事士が活躍する現場は多種多様です。一般住宅やマンションはもちろん、オフィスビル、商業施設、工場、病院、学校など、電気が使われるあらゆる場所が仕事のフィールドとなります。
特に名古屋市を含む東海エリアでは、製造業が盛んなため工場の新設や改修工事が多く、電気工事士の需要は非常に安定しています。また、リニア中央新幹線の開業に向けた再開発プロジェクトなど、大規模インフラ整備も進んでおり、今後も長期的に活躍の場が広がっていく見込みです。
第一種と第二種の違いを徹底比較
電気工事士には「第一種電気工事士」と「第二種電気工事士」の2つの資格があります。この2つの違いを正しく理解することが、キャリア設計の第一歩となります。
作業範囲の違い:できる工事が大きく変わる
第一種と第二種の最も大きな違いは、作業できる電気設備の範囲です。
(600V以下で受電する設備)
・小規模店舗
・小規模事務所
+
自家用電気工作物
(最大電力500kW未満の需要設備)
・工場
・商業施設
・病院
・大型マンション
参照:一般財団法人電気技術者試験センター「電気工事士の資格概要」
第二種は主に一般家庭や小規模施設の電気工事を担当できるのに対し、第一種はビルや工場などの大規模施設の電気工事も担当できます。つまり、第一種を取得することで、仕事の幅が大きく広がるのです。
試験内容と難易度の違い
両資格とも、筆記試験(学科試験)と技能試験の2段階で構成されています。
※免状交付には実務経験3年または5年が必要
合格基準:60点以上
合格基準:60点以上
候補問題:13問公開
候補問題:10問公開
技能:約70%
技能:約60%
参照:一般財団法人電気技術者試験センター「電気工事士の資格概要」
第一種は試験範囲が広く、高圧電気設備に関する知識も求められるため、難易度は第二種より高くなります。しかし、第二種の基礎知識があれば、計画的な学習で合格は十分可能です。
取得の順序と戦略
未経験者の場合、まず第二種電気工事士から取得することが一般的です。第二種で基礎知識と実技スキルを身につけた後、実務経験を積みながら第一種を目指すという流れが王道ルートとなります。
第一種電気工事士は試験に合格しても、すぐには免状が交付されません。免状の交付には、第二種の免状取得後3年以上の実務経験、または電気工事に関する実務経験5年以上が必要です。そのため、早めに第二種を取得し、実務経験を積むことが重要になります。
未経験からのキャリアパス
「未経験だけど電気工事士を目指したい」という方にとって、最も気になるのは具体的なキャリアパスと収入面でしょう。ここでは、未経験から電気工事士として成長していく道筋を解説します。
資格取得までのステップ
未経験から電気工事士を目指す場合、以下のようなステップで進めるのが一般的です。
1. 第二種電気工事士の試験勉強(約3~6ヶ月):*独学や通信講座、職業訓練校などで学習します。筆記試験は過去問を繰り返し解くことが合格への近道です。技能試験は、実際に工具を使って候補問題を練習することが必須となります。
2. 試験の受験:年2回(上期・下期)実施されます。筆記試験に合格すると技能試験を受験できます。
3. 資格取得後、電気工事会社に就職:未経験者でも第二種電気工事士の資格があれば、多くの企業で採用のチャンスがあります。
4. 実務経験を積む(3~5年):先輩技術者の指導のもと、実際の現場で技術を磨きます。
5. 第一種電気工事士の取得:実務経験を積んだ後、第一種電気工事士試験に挑戦します。合格後、実務経験年数の条件を満たしていれば免状が交付されます。
この流れの中で、実務経験を積みながら学べる環境を選ぶことが、最も効率的な成長につながります。
年収とキャリアアップの可能性
電気工事士の年収は、保有資格や経験年数、勤務先の規模によって大きく変動します。厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、電気工事士の平均年収は約450万円~550万円とされています。
参照:厚生労働省 職業情報提供サイト(jobtag)「電気工事士」
さらに上を目指す場合、電気工事施工管理技士(1級・2級)や電気主任技術者(電験)などの上位資格を取得することで、施工管理や設備管理といった管理職へのキャリアパスも開けます。技術を極めて独立開業する道もあり、将来の選択肢は非常に広いと言えます。
名古屋市・東海エリアでの就職環境
名古屋市を含む東海エリアは、製造業が集積しており、トヨタ自動車をはじめとする大手企業の工場が多数立地しています。そのため、工場の新設・増設・メンテナンスに関わる電気工事の需要が非常に安定しています。
また、名古屋駅周辺の再開発、リニア中央新幹線関連のインフラ整備、さらには愛知県全体での物流施設の建設ラッシュなど、大規模プロジェクトが目白押しです。刈谷市、豊田市、岡崎市といった周辺都市でも工業団地の開発が進んでおり、電気工事士の求人は年間を通じて豊富にあります。
未経験者を積極的に採用し、資格取得支援や研修制度を整えている企業も多く、この地域は電気工事士を目指す方にとって非常に恵まれた環境と言えるでしょう。
電気工事士としての将来性
電気は現代社会の生命線です。AI、IoT、電気自動車、再生可能エネルギーなど、これからの社会はますます電気への依存度を高めていきます。電気工事士は、こうした次世代技術を支える基盤を作る仕事であり、将来性は極めて高いと言えます。特に、太陽光発電やEV充電設備の設置、スマートホームの配線工事など、新しい分野の仕事も急速に増えています。さらに、高齢化が進む中で、ベテラン技術者の退職による人材不足も予想されており、若手電気工事士の需要は今後さらに高まる見込みです。国家資格によって守られた専門職であり、技術を磨けば一生食べていける仕事。それが電気工事士という職業の大きな魅力です。坂建設株式会社では、未経験の方でも安心してスキルを身につけられる環境を整え、電気工事士として成長したい方を全力でサポートしています。この記事を読んで電気工事士という仕事に興味を持たれた方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
